2016年2月26日金曜日

土台伏せや、電磁波測定

今回は現場の写真をアップしていきます。

最初は亀山で3月早々に上棟が始まるお宅です。



上棟の日はセルロースの吹き込みがあるので、自分は行けませんが今から楽しみです!


次は電磁波測定です。


何も対策をしていない箇所を測定すると、柱に配線が仕込まれている場合このぐらいの数値が
どこの箇所に行っても測定されます。

みのやでは、電磁波対策にオールアース住宅として電磁波をカットするシートを寝室と子供室に
施工しています。
人間の体は電気信号で動いているので、一番長く体を休める部屋はしっかりと電磁波対策をして
微弱な電気からも、体を守りしっかりと休める空間を作り上げています。




対策をしている所から離れるだけでこれだけの差が出るのはびっくりしますね。

「寝て起きても疲れが取れた気がしない・・・」とか「部屋にいると手足が痺れる気がする」といった症状がある場合は、電磁波対策を考えた方がいいかもしれません。

既存の住宅でも電磁波対策は出来ますので、お気軽にみのやまでお問い合わせください!

2016年2月20日土曜日

セルロースファイバーの防火について

セルロースファイバーは難燃性に分類されています。
難燃性とは、燃焼する速さは遅いがある程度の時間は燃え続ける性質をもっています。

新聞紙から作られているのでよく燃えると思われますが、ホウ酸を添加しているため
炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生をおさえ、科学的に結語している
水の放出作用も働き、炎燃焼をおさえます。

溶解したホウ酸は炭化物の周囲に保護膜をつくり、空気酸化を低減します。
ホウ酸が燃焼を阻止できるのは、この作用があるからです。

バーナー等で直接加熱しても、表面が炭化するだけで燃えません。



表面が焦げて炭化することによって燃焼に必要な酸素の配給も止められ、燃焼を防止しています。

セルロースファイバーは自然素材のみの材料なので、煙が少し出ますが
真っ黒な煙の有毒ガスの発生もありません。
万が一火災が発生しても、延焼を防ぐので命の助かる可能性は高くなるのではないかと思います。


2016年2月12日金曜日

外断熱工法・内断熱工法・併用工法(ダブル断熱工法)

断熱は断熱材はもちろんのこと、その工法も色々あります。

大まかには、外断熱工法・内断熱工法・内外併用工法の3つに分かれます。


<<内断熱工法>>

建物の構造体の内部に断熱材を充填する方法で、
グラスウール・ロックウール・セルロースファイバーといった繊維系の断熱材が多く用いられる、
断熱工法です
その中でもグラスウール・ロックウールは安価で、特別な技術や経験を必要とせず、もっとも広く行われている工法です。
しかし、木材の部分が熱橋となるため、外断熱工法と比べてより厚い断熱材が必要なことや、グラスウールなどの繊維系断熱材を用いる場合は、その固定を確実に行わないと、壁体内部で断熱材が垂れ下がり、その部分から外気が流入して壁体内結露などの問題を発生する危険性も残されています。


<<外断熱工法>>

構造体の外部に断熱材を張り、熱橋となる部分を無くすことで、
同じ断熱性能であれば、充填工法よりも厚みのすくない断熱材ですむことが出来る工法です。

外断熱工法は木材やコンクリートなどが持っている熱容量(蓄熱性能)を生かし、
室内の熱を木材に蓄え、よりすくないエネルギーで冷暖房が計れるという効果も持ち、
構造体の木材やコンクリートも過酷な外気温にさらされることがないため、
充填断熱工法よりも耐久性が高くなると考えられています。


<<併用工法(ダブル断熱工法)>>

外断熱の場合は、外部に張る断熱材の厚みに制限があるため、高断熱をはかる場合、充填断熱と併用したり、あるいは外壁は外断熱、屋根は天井面に断熱材を敷くなどと行った充填断熱と外断熱を併用した方法が使用されます。

外断熱と内断熱のいい所を兼ね備えた工法になります。

みのやではダブル断熱を使用しています。
これにより高い断熱性を兼ね備えた住宅が完成します。


2016年2月9日火曜日

セルロースの耐火実験




セルロースファイバー・グラスウール・断熱材無しの3種類の住宅模型を用意して
耐火性を測定した動画です。

最後は3種類とも燃え崩れてしまいますが、崩れ落ちる前の状態をみると
セルロースを使用した住宅は崩れ落ちる直前まで壁が燃えずに残っています。

他の2種類は崩れ落ちる前には壁は焼け落ちていて、構造材が丸見え状態でした。

セルロースが燃焼を止めていたことがよくわかりますね。
セルロースの模型は他より20分も長く燃えていたにもかかわらず、壁が残っているのはすごいですね。


2016年2月5日金曜日

セルロースファイバーとホウ酸

セルロースファイバーは防火性と防虫・防カビ性を付加するためにホウ酸が使用されていますが、
住宅でホウ酸を使用した時はどのような効果が得られるのか見てみましょう。


ホウ酸塩鉱物

ホウ酸採掘場



①・・・防虫性

ホウ酸は、人間やペット、駆除対象とならない哺乳生物に対する毒性は非常に小さく、ゴキブリやシロアリに対して強い毒になります。
そして臭いもなく揮発もしません。他の殺虫剤と比べると昆虫はホウ酸に忌避性を示さないので
ホウ酸を処理した箇所を何度も通り抜けそして死に至ります。

ですのでゴキブリは、散布した個所を何度も通ることになるのでホウ酸の粒子が体に付着し
ゴキブリが、触覚や足から粒子を取りぞのくグルーミング(毛づくろい)する際に体内に入り
死滅していきます。


②・・・防カビ性

ホウ酸にはカビや腐朽菌に対しても効果があり、カビの除去や抑制にも使うことができます。


哺乳生物に対する毒性が非常に小さいのは、哺乳生物には体の中で浄化する器官が備わっているからです。それは腎臓です。
もし口に入ってしまったとしても、食塩で危険と言われている量とほぼ同量なのです。
そして、ホウ酸は揮発・蒸発しないので半永久的に効果が持続してくれます。

弱点があるとすれば、洪水などの自然災害で家が浸水し完全に水につかってしまった場合
ホウ酸は水に溶けだして流れていってしまいます。
つまり、結露が発生しないお家ではホウ酸はずっと効果を発揮してくれます。
断熱性がよく、そして結露が発生しにくく、カビや白蟻問題から解決してくれるのが
セルロースファイバーの利点でもありますね!

※木材のカビと白蟻問題は別途ホウ酸処理をした場合効果を発揮します。

2016年2月1日月曜日

セルロースファイバーの調湿性

セルロースファイバーの調湿性の凄さとは?

セルロースファイバーで施工した住宅は、総重量の約15%の空気を調湿します。
1棟に使用されるセルロースの重量は、1袋15kgの材料を約80袋使用するので平均1200kgもの重量が家の断熱材として使用されます。
(1200kgの15%は180kg)

180kgというのはドラム缶1本分水蒸気を蓄えることができます。

調湿性の実験の様子ですが、コップに熱湯を注ぎ、調湿性能を比較しました。

  



2時間半後・・・



グラスウールは湿気により、曇ってしまいましたがセルロースファイバーは
湿度を見ても一定に保つ事がわかりますね!


<<調湿とは・・・?>>

材料表面の孔に接する空気の湿度が高くなった時、空気中の湿気が穴に取り込まれる現象を
『吸湿』といいます。

反対に、接する空気が低くなった時に取り込まれていた湿気が空気中に放散される現象を
『放湿』といいます。


<<吸湿と給水の違い>>

吸湿と吸水は性質が異なります。吸湿は水蒸気を、吸水は水を扱うことです。
素材の表面形状の違いにより、いくつかに分類されます。

①吸湿も吸水もする。       (自然素材
②吸水はするが、吸湿はしない (グラスウールなど
③吸湿も吸水もしない。      (ガラス、金属など

<<吸放湿性>>

室内の温度上昇、湿度低下がある場合は、吸放湿性のある材料の水蒸気が室内に放湿され
逆に温度の低下あるいは、湿度の上昇がある場合には室内の水蒸気が吸放湿性のある材料に吸湿されます。

湿度域と吸放湿材料の利用目的を分類すると・・・

・高湿域、低湿域では、結露や過乾燥などによる湿害防止などの利用目的に使われる。

・中湿域では、快適空間を維持や室内除湿や熱負荷削減など付加価値をつける事に使われる。


セルロースファイバーは室内の相対湿度の変化が小さくなるように作用します。
湿度を調整する働きがあるので、調湿性と呼んでいます。